作家紹介
伊東正次 日本画家
プロフィール
多摩美術大学日本画科在籍中、加山又造、米谷清和に学ぶ。大学院修了後オブジェやインスタレーションを制作する。院展同人伊藤髟耳との出会いをきっかけに日本画に戻ることに。樹木や花をテーマにして襖絵を描き始める。その後、臥龍桜日本画大賞展優秀賞/トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展 〜明日の日本画を求めて〜審査員推奨/雪舟の里総社 墨彩画公募展奨励賞など。現在は日展に所属しながら、古民家やホテルなどで襖絵を展示するなど、生活に身近な場所での展示をめざす。
自然との対話:
今まで「桜」「藤」「椿」「松」「岩」など樹木や花、岩、動物などを中心に描いてきた。
それら”襖絵”を、回廊状に展示することで、まるで花や樹の中にいるかのような空間を演出できればと思っている。
つまるところ、私が自然からもらった感動をそのまま伝えることができれば、それが私の芸術の全てだと思っている。
五感で楽しむ絵画:
古民家やお寺、ホテルなど、美術館やギャラリー以外で、建築や町並みと一体感を楽しめるような展示。
さらには、音楽やダンスとのコラボレーションもどんどん増やしてゆきたいとも考えている。
建物、庭園、お茶やお酒、生け花、音楽、着物それら全部を楽しむことができれば幸運です。
地方と美術:
街を散策し、景色や季節を味わう。そして、建物と絵画を愛で、食事や温泉を楽しんで帰る。
地方はその土地の風があり、光があり、匂いがあり、食べ物があり、その場所ならではの人々との出会いを楽しみにしている。
内田百音 画家、書道家
プロフィール
2005年に登壇後、3年間に14のコンクールで連続受賞の快挙を遂げる。外務大臣賞、準大賞他多数。テレビ、ラジオ出演。新聞、雑誌多数掲載。共著2冊。「東久邇宮文化褒章」受章。(個展)パリ日動画廊、在仏日本文化会館、八ヶ岳美術館。ロ―トレック市役所。デパート、ギャラリーほか。(収蔵)皇室、駐仏日本大使館、東京大学(総長室)、駐日ハンガリー大使館他。三峯神社、出雲大社ほか。
ヒューマニズム溢れる書家であり、同時に水墨画家として新しい道を歩む、ふたつの道の求道の研鑽を遂げつつある、まことに天才に恵まれた羨むべきアーティストである。
三才の幼少の頃から書道を始め、書の完成の域に達していたが、象形を淵源としやがて簡潔な記号形象としての発達のプロセスを、あたかも逆行するようにして求めたのが、絵画表現に到達したきっかけとなっているようにみられる。絵への突破口を切り開いたのは、近年の2005年頃からで、書教室で子弟を教えているとき偶然に閃き、以来奔流のようにして絵が迸り出たのである。もともと書によって鍛えられ抜いた毛筆による線描の生き生きとした張りのある線に、水墨画としては珍しい陰影による三次元を想わせる立体表現のあることが特色である。
「道」や「門」といった<人生>において歩まねばならない行程を暗示するゲートや哩標程と位置づけられるメモリアルな作品、あるいは「越え、潜り抜けなければならない」前方に立ちはだかる<門>が、哲学的に品格をもって表現されて印象的である。デッサンは確実で、リアリズムの範であると同時に、「時代の影」シリーズにみられるように、<現代>に向かって強力に発言しようとする「教示」や「愛」の説得が優しく感じられ心を打つ。
暗鬱や混迷の現在の世相にも厳しい眼(まなこ)を向け、病んだ人の心を励まし、芸術によって癒してゆこうとする行方に大きな期待を寄せる。
(談:美術評論家 長谷川栄)
早川剛 日本画、抽象画家
プロフィール
2000年武蔵野美術学園日本画科卒業後、作家活動を始める。
2004年までは人物画を主題にした作品を公募展、コンクールで発表。
2005年からは主題に抽象画・心象風景を加え個展を中心に画廊での発表を続ける。
主な経歴として個展、公募展、コンクールでの発表の他、2005年全国公開映画「同じ月を見ている」(監督:深作健太、主演:窪塚洋介)絵画制作、小説「士道残照 - 幕末京都守護職始末」(中央公論新社発行、藤本ひとみ著)装画制作等がある。
絵を描く事は自分にとって感情表現。何か言葉に出来ない感情や常に自分の中に渦巻いている感情を作品に対してぶつけたい、
今の自分のすべてを画面にぶつけたいと思い制作しています。
2019年
新春日本画展「愛媛と東京、それぞれの縁」(いよてつ高島屋6階美術画廊/愛媛県松山市)
渺渺展 小品展(東急百貨店たまプラーザ店4階アートサロン/横浜)
渺渺展(東京銀座画廊/銀座)
渺渺展 日本画小品展(ギャラリー和田/銀座)
渺渺展 素描展(林田画廊/東京京橋)
個展(ギャルリーパリ/横浜)2019年個展展示記録
当代日本岩彩画作品展(石家荘市美術館/中国 河北省石家荘市)2019年「当代日本岩彩画作品展(中国河北省)」展示記録
弘前大学出版会発行 李永俊・飯島裕胤 編著「人口80万人時代の青森を生きる - 経済学者からのメッセージ -」装画制作
当代日本岩彩画作品展(河北美術学院/中国 河北省)
2020年
渺渺展 小品展(東急百貨店たまプラーザ店4階アートサロン/横浜)
収蔵、寄託
雲間美術館:上海環球金融中心(上海ワールドフィナンシャルセンター)29階
石家荘市美術館:中国 石家荘市
河北美術学院:中国
実叶エンタープライズ株式会社:神奈川県横浜市